サンタクロースっているんですか?

「私たちは見えるものにではなく、見えないものに 目を留めます。見えるものは一時的であり、見えない ものは永遠に続くからです 。」
- Uコリント4:18 -

1897年9月21日付のニューヨーク・サン新聞「社説」に、一人の女の子から寄せられた「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問への回答が掲載されました。その質問は、「きしゃさま あたしは八つです。あたしのともだちに、『サンタクロースなんていないんだ』っていっている子がいます。パパにきいてみたら、『サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃでサンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。』と、いいました。ですから、おねがいです。おしえてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか? バージニア・オハンロン」とありました。(※)

この質問に「そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。」とありました。また、「サンタクロースなんていないっていう子の心には、『うたぐりこんじょう』がしみ込んでいて、『うたぐりや』は、目に見えるものしか信じません。」と応えました。

この八歳の子供の問いかけは私たちの心をついています。見えるものしか信じない心は、その場しのぎの一時的な物に支配され、見えないものの中にある豊かさや人の心の優しさに気づかず、他の人への思いやりを失い、自分中心の自己満足に陥りやすいことを問うています。 2024年を振り返り、地震や洪水で被害を受けた人々の苦悩を思わずにはいられません。世界を見渡せば、力による現状変更が止まらず、暴力が暴力を生み、人が求めて止まない愛の心を奪っています。さらに、幼子、女性、お年寄り、障害を持つ方々の人権は踏みにじられ、言葉による暴力に苦しみ、一人で痛みを抱えている人々も多くいます。

見えるものに支配される時、想像力を失わせますが、見えないものに目を留める心は、人を尊び、忍耐の伴う親切を増し、互いを思いやる愛の心を広げます。そのような愛を表すためにイエス・キリストがこの世に来られたのがクリスマスです。

このキリストは、互いに憎み合い、傷つけ合う私たちの罪の刑罰の身代わりとなり、十字架を負って死んでくださり、三日目によみがえられました。それは、キリストにあって私たちの自己中心の罪が赦され、喜びと平安と感謝の心を持つ者に変えられ、互いに赦し合い、愛し合う者となるためなのです。このキリストに信頼し、キリストのみことばに教えられて生きる人は、死をも乗り越えるいのちが与えられます。このいのちは、闇に輝き、キリストの愛を広げていくいのちです。

翻訳者の中村妙子氏のあとがきに、記事を書いたフランス・P・チャーチ氏は「人間生活のあらゆる面について、深い洞察力と鋭い感受性を持った人物だった」とサン新聞の編集長の言葉を紹介していました。キリストは見えないお方ですが、聖書を通して語っておられます。このキリストに教えられ、思いやりの心を広げるクリスマスでありますように。

※『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳、1977年偕成社)

キリスト教朝顔教会牧師 三浦春壽

聖書:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

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