あまりにも小さい庶民としての誕生

「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」

≪聖書 ミカ書5章2節≫

これは、イエス・キリストが生まれる700年以上も前にミカという預言者を通して語られた神のことばです。ベツレヘムとは、イエス・キリストが生まれた町の名前です。700年も前にキリストの誕生を言い当てているのもさることながら、「あまりにも小さい」と言われていることに驚かされます。 聖書によれば、イエス・キリストは神の国を治める偉大な王様です。永遠に滅びることのない天の国を治める方なら、さぞかし立派な場所で大勢の人々に崇められながら生まれてくると私たちは想像します。ところが、神のご計画は違いました。イエス・キリストは、とても小さな町ベツレヘムの、しかも馬小屋でひっそりとお生まれになったのです。誰にも誕生日を記録されることもなく、です。当時の社会では、住民の誕生日を記録する行政手続きや文化はありませんでした。それでも、王や権力者の誕生日が記録され祝われることはありました。その様な中で誕生日の記録がないということは、イエス・キリストが神の預言に従って、「あまりにも小さい庶民」としてお生まれになったということです。

 歴史が進むにつれて、特定の日にキリストの生誕を祝うようになって来ますが、それはキリストの誕生日が判明したからではありません。いつキリストが生まれたか、誰も知らないのだけれども、とても大切な出来事だから日を定めて祝おうということなのです。
 ではなぜ教会は、キリストの生誕を祝うようになったのでしょうか。それは、ミカの預言にある通り「イスラエルを治める方」だからです。2700年以上前に使用された「イスラエル」ということばは、現代のイスラエル国家やユダヤ教というよりも、「神の国」のことです。聖書は神の国についてこのように語ります。「神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。」(聖書 黙示録21章3-4節)誠に残念なことに、私たちが今体験している地上の国では、どこでも涙があります。悲しみも、叫び声も、苦しみもあります。仮に、運良くと言いましょうか、ご自分の今の生活にはあまり苦しみや悲しみがないという方でも、周りを見渡せば叫び声が上がっていることは否定できない事実だと思います。そして、すべての人に共通する「死」という問題は、古今東西を問わず常に私たち人間を悩ませています。

 この様な私たちの問題の一切を解決するために、天の王座を後にして「あまりにも小さい庶民」となって下さった出来事が、イエス・キリストの誕生です。キリスト教や教会はご自分には関係ないとおっしゃる方も日本では多いかもしれません。かくいう私も23歳で初めて教会を訪れるまでは、聖書にも教会にも全く触れたことがありませんでした。しかし、教会に来て聖書を少し読むとわかります。イエス・キリストはすべての人の問題を解決するために地上に来て下さった方だということが。2025年のクリスマス。是非、教会に足を運んで、この事実を確認して頂ければ幸いです。

キリスト教朝顔教会副牧師 本多卓也

聖書:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

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